ボーイスカウトの教育と特徴

ボーイスカウトの教育

ボーイスカウトの教育は、より良き社会人を育成することを目的としています。

ボーイスカウト教育の特徴

ボーイスカウト教育の特徴は

  1. 青少年の自発活動であること
  2. 青少年が誠実、勇気、自信、および国際愛と人道主義を把握すること、自らの健康を築くこと、人生に役立つ技能を体得すること、社会に奉仕できるための人格・健康・技能・奉仕を4本柱としていること
  3. 幼児期から青年期までの各年代に適応した部門があり、それぞれのプログラムが一貫していること

などがあげられます。

また、ボーイスカウトの教育が他の青少年団体と異なるところは、そのプログラムにあります。
それは「ちかい」と「おきて」の実践、班制教育、進歩制度、野外活動を取り入れていることです。

ボーイスカウトの教育プログラム

■「ちかい」と「おきて」

ボーイスカウトの教育では、どのような時にも、どのような場でも、すべての活動が「ちかい」と「おきて」の実践を基盤において行われています。ビーバーやカブスカウトには、年代に応じて「やくそく」・「きまり」・「さだめ」がそれぞれあります。
「ちかい」は自分自身に対して誓うものであり、「おきて」は毎日の生活のものさしとして自分の行動を律するものです。

ちかいとおきて
ビーバー
カ ブ

■ 小グループ活動(班制教育)

班は少人数の子ども達により編成され、以下のような特徴があります。

  • 遊びの仲間により作られた、異年齢の集団
  • 仲間の1人にリーダーシップをとらせる
  • 6~7人のグループで、一人ひとりが班の運営のために明確な役割を分担する

班は子ども達の自治のグループであり、指導力と責任感を養成する場所です。

■ 進歩制度(バッジシステム)

子ども達の成長に合わせ、個性を伸ばしながら、社会人としての資質を一つずつ身につけていくための制度です。
進歩制度には、必ず身につけるべき共通のもの(修得課目)と、各人の趣味や得意な技能を伸ばすもの(選択課目)があり、 修得課目は色々な活動を通じて修得に努力し、規定の課目を完修すると進級章が与えられます。

カブバッジ
ボーイ以上バッジ

■ 野外活動

ボーイスカウトの教育における野外活動は、単なる戸外ではなくもっと広い、もっと大きな自然から学ぶことを意図しています。
大自然の中に身をおき、身体を鍛え、技能を磨き、知識と強い意志を身につけます。

ボーイスカウト運動の組織と構成

ビーバースカウト

小学校1年生の4月から
(就学直前の1月から借入隊できる)

カブスカウト

小学校3年生の4月から

ボーイスカウト

小学校6年生の4月から

ベンチャースカウト

中学校3年生の9月から

ローバースカウト

18歳~25歳

ボーイスカウトの活動は、各年代に応じ5つの部門により構成されています